The Stone Age ブライアント「人が流されていく川」 顔合わせ

The Stone Age ブライアント 第3回公演
「人が流されていく川」の稽古がこれから始まる。
⇒2015年 夏 The Stone Age ブライアント 第3回公演 「人が流されていく川」
その前に、恒例の顔合わせ。
場所は新宿歌舞伎町、「ばるぼら」
もちろん撮影担当として、この顔合わせに呼ばれたので、その様子を収めてきました。舞台が始まる前の素顔の部分しか映っていない貴重な映像です。
これから、彼らは稽古を経て、舞台「人が流されていく川」を演じきっていく。その様子を収める権利をいただいたことに、とてもワクワクした一日でした。
今回は、彼らの第一印象をインタビューではなく、個人的に勝手な印象でご紹介したいと思います。
作・演出 / 鮒田直也について
彼らをどう調理するか、全ては、作・演出の「鮒田直也」にかかっている。
彼の作品を過去に一度だけ拝見したことがある。この時は、一人の観客として観に行ったので、彼には会っていない。彼を知る前の作品についての感想ということになるが、感想は一言で言うと「深い」というのがピッタリだ。どのように深いのかというと、見た人が感じる深さによって変化を遂げる作品。
人それぞれ、人生において深さを感じるところは違う。しかし、観た人の数だけの深さに変わって訴えかけてくる何かがある。もちろんテンポの良さ、時間の流れや空気感の演出も見事だった。投げかけられたテーマの「深さ」は、逆に心地良いプレゼントのように感じた。答えは観た人が見つける舞台。しかし、後味の悪いそれではない。それが鮒田作品の私なりのイメージ。
今回の「人が流されていく川」は、彼の舞台作りを間近で見る立場という、今までとは全く真逆の状態で彼の作品に接することになった。
モノを作る同じ表現者として、こんなに楽しい仕事はない。
この日、「鮒田直也」と役者陣との間に、早くも何だか不思議な信頼関係を感じた。
今後も彼らの舞台本番前日まで、とことん追いかけてみたいと思っていますので、お楽しみに。
出演者紹介
末廣和也
彼とは一緒に16Channelショート・ムービーを自主制作しているのでよく知っている。
背が高く、しゅっとした感じの男前。一言で言えば「クール」。ただ、クールな中にしっかりとメッセージをのせて演じることができる役者。
橋本亜紀
彼女はショートムービー作品「買うオンナ」に出演していただいた役者。
普段の彼女の印象は「女」。しかし演技の世界へ入ると、いわゆる「女」ではなくなる。
女優が天職とも言える彼女の今回の役どころが気になります。
森由月
彼女もショートムービー作品「しゃぼん玉」に出演していただいた役者。
見た目は小動物のような彼女ですが、意外にも自己主張とプライドは驚くほど強い。そんな彼女だからこそ、見た目のイメージからは想像もつかない役を演じて欲しいと、ふと思った。
酒井謙輔(劇屋いっぷく堂)
初対面。ずっと笑顔のやさしい印象。しゃべり方がマイルドで、周りに対しての気配りを忘れない。
自分を強くはアピールしないからこそ存在が際立つ。静かな佇まいから感じる強いエネルギー。その奥底にあるエネルギーがどんな形で爆発するのか見たいと思った。
藤岡豊
初対面。彼はとても興味深い一人だった。頭の回転が早く、会話の入り方やセリフが絶妙。見る人によっては少し軽い男のように見えるかも知れないが、それも含めて計算されている感じ。
彼の演技が早く見たいと思った。
宍泥美
この日初めて会った彼女の第一印象は、とにかく未知数。自分の魅力や能力を小出しにするタイプなのか、それとも未知数に見えるところが彼女の魅力なのか、とても不思議な雰囲気な女性。
彼女の不思議さが今回の舞台の見どころかも知れない。
ナカムラユーキ(e-zeru)
今回の顔合わせの場所は彼が働くお店。みんなへのお酒の提供で忙しく、あまりゆっくりと腰を添えて飲むことは出来なかったが、カウンター越しの佇まいから強烈な個性を感じた。
自分の突き進む方向性は自分で決める。そんな強さを感じた。
坂本祐祈
彼女だけ残念ながらスケジュールの都合で参加できなかった。
また後日、お会いした時に。
彼女の情報はコチラまで。
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