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ハイブリッド車での燃費走行、高燃費の出し方!トヨタ(レクサス)車限定


ハイブリッド車での燃費走行、高燃費の出し方!トヨタ(レクサス)車限定

クルマの楽しみ方は色々ありますが、時代が変わればその楽しみ方も変わっていきます。昔はどれだけ早く走るかという楽しみを追求していた私も、最近ではもっぱら燃費走行の虜です。もちろん、そのために選ぶクルマはハイブリッド車。しかも、テクニック次第では運転技術による差がかなり開くトヨタ(レクサス)車のハイブリッド車。

そのトヨタ(レクサス)車のハイブリッドでの簡単な燃費走行の極意をご紹介。



トヨタ(レクサス)のハイブリッドシステムは基本的にはシリーズパラレル方式

hybrid_drive_system

簡単に言うと、エンジンとモーターの両方を動力源としてうまく使い分ける方式。低速ではモーター、加速時にはエンジンに加えモーターでアシスト、高速ではエンジンのみという感じ。

トヨタの場合は、このシステムの細かい設定を上手く利用すると信じられないくらい燃費が伸びるのです。

その方法は、積極的にモーター走行することなのですが、どのタイミング、どの速度域でモーター走行するかが鍵です。トヨタ車の場合は、アクセルの踏み方やアクセル開度で強制的にモーター走行へと移行できます。ただし、これができるのは75km/h前後まで。それ以上は強制的にエンジンがかかってしまいます。

やり方は簡単。アクセルを弱めてあげるだけ。ECOエリアの半分より下に来るようにアクセルを緩めます。モーター走行時にはEVランプが付くのでわかると思います。これをどれだけ効率よくするかが勝負!

hybrid_Monitor

今回はトヨタ車限定になりますが、基本的な考え方はクルマ全般に言えることなので、試してみて下さい。では、その方法を説明していきます。

モーター走行を伸ばすための効率のいいバッテーリーの使い方

同じバッテリーの量でできるだけ長く走るためには、いつ、どの速度域でモーター走行を行うかです。一番もったいないのは、発進時や低速時。実はエンジンに一番負担がかかる発進時にモーター走行するのが一番いいと思っている人が結構いましたが、エンジンにとって負担がかかる速度域はモーターにとっても負担がかかります。あっと言う間にバッテリーがなくなっていきます。発進時は思い切って制限速度まで加速しましょう。

そして、制限速度まで行ったらアクセルを緩めモーター走行に移行してできるだけ長い距離をモータ走行しましょう。たったこれだけで、結構びっくりする燃費が叩き出せます。都心部の国道ならカタログ値ぐらいは出ます。郊外ならカタログ値以上の燃費が期待できます。

エンジンとモーターの使い分けのさらなる細かいテクニック

モーター走行を使うのは平坦な場所や下り坂が一番効率が良いように思います。つまり上り坂ではエンジン走行に切り替えバッテリーを温存するほうが燃費が伸びるように思います。自分の車種で色々試すのが一番いいと思いますが、上り坂の勾配や長さにもよりますので、ご自身で一番良いところを探って見て下さい。

たくさんのモーター走行をするためには、効率のいいバッテーリー充電がキモ!

当たり前ですが、モーター走行するためにはバッテリーがないとモーター走行はできません。つまり、どれだけ効率よく走行中にバッテリー充電を行うかが伴っていないと、結果的には面白いくらいの燃費走行は期待できません。この充電の方法まで理解できると、燃費走行がかなり楽しくなってきます。

充電のタイミングは走行中のエンジン走行時と減速時。特に減速時の回生ブレーキによる充電はあっと言う間にバッテリーがたまります。強く踏めば踏むほどたくさん充電できるのですが、強く踏んだ分早く止まってしまいますので、一番いいのは前方の状態をよく見て、早めに緩めのブレーキでできるだけ長くブレーキを踏むことです。赤信号での停車時は絶好の充電チャンスとも言えます。また、急ブレーキ回避は安全運転にもつながるので一石二鳥ですね。

最後の小技。燃費を伸ばすと言うより燃費が悪化する原因を排除

気をつける点は3点。

  1. エンジン(システム)始動時にはすぐに発進しない。
  2. 強制充電を避ける。
  3. タイヤの空気圧。

1.エンジン(システム)始動時にはすぐに発進しない。

すぐにスタートするとエンジンがかかっていても、何故かモーター走行もしているので無駄にガソリンもバッテリーも減っていきます。これは注意してみるとすぐに気づくと思います。これを防ぐには、エンジンスタートボタンを押した後にアクセルを床まで踏み強制的に暖機運転をさせます。エンジンが冷えている状態の時は、水温が40℃迄上がるとエンジンが停止します。この状態になってから走り出しましょう。

エンジンが温まっている状態でも、コンビニに寄ったりガソリンを入れたりと一度エンジンを停止したと時も同じようにエンジンを強制的に動かしてエンジンが止まってから発進したほうが燃費には良いようです。

2.強制充電を避ける。

正直これが一番避けたい状況です。バッテリーを使いすぎたときに強制的にエンジンが始動し、ある程度バッテリーに充電されるまで強制的にエンジンがかかってしまいます。強制充電が始まるのはバッテリー残量が40%を切って39%になった時。そして、強制充電が終了するのはバッテリー残量が50%まで充電された時。

これは、ユピテルなどOBDⅡで車両状態がわかる機器を付けていると見ることができます。YUPITERU

上の写真でわかると思いますが、一番左が水温。真ん中がバッテリー残量です。真ん中の上の部分の+0.9Aというのはバッテリーの使用状況です。+はバッテリーを消費している状態です。これがマイナスのときは充電している時です。こういうのがあると更に燃費走行は楽になります。

因みに、充電自体も100%迄行くことはありません。下り坂でブレーキを使って回生されてしまって80%くらいが限界だったと思います。(チョット定かではありません。)普段の一般道でのバッテリー残量の上限はだいたい64%くらいです。

更なる豆知識ですが、長い下り坂でバッテリーが充電されすぎても強制的にエンジンはかかります。後は、段差を超えたときに振動が大きいと、これまた充電されないようです。

2.タイヤの空気圧。

タイヤの空気圧の前に、タイヤのインチは燃費に相当影響します。インチアップすればするほど燃費は落ちますので、同じ車種でもタイヤのサイズ違いによる燃費の違いはカタログ値より大きくなります。

では、本題の空気圧ですが、基準値よりも上げれば走行抵抗が減り燃費は良くなります。しかし、安全面からも上げすぎはよくありません。大体目安はプラス10~30kpaの範囲内にしています。感覚的にはⅠ割程度燃費が良くなる感じです。

まとめ

時代の流れともいいますか、燃費走行を楽しむようになってから、安全運転にもなりましたしいい事だらけです。ただ、メーター類とのにらめっこによる前方不注意にもなりかねないので、気をつけながら燃費走行にチャレンジしてみて下さい。参考までに、2車種にによる実燃費の記事もどうぞ。

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