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一眼レフ(DSLR)撮影の強い味方!ステディカム・モーションスタビライザー・ジンバル


一眼レフ(DSLR)撮影の強い味方!ステディカム・モーションスタビライザー・ジンバル

ここで言うスタビライザーとは、一眼レフ(DSLR)での動画撮影時の揺れや手ブレを防いでくれるもの。その呼び方はたくさんあり、自分がこれだというものに出逢うまでにだいぶ遠回りしました。

一般的にはモーションスタビライザーで通用します。有名なのはアメリカ、ティッフェン社のステディカム。この言葉は商標がとられているためにティッフェン社しか使えませんが、ステディカムという言葉自体もモーションスタビライザーとして解釈しても良さそうです。



モーションスタビライザー存在を知ったのは電動のものから

nebula4000lite-img

最初はブラシレスモーターを使った電動のものを知り、調べ始めたらこれがまた高い!通称「ジンバル」や「3軸ジンバル」は小さなもの、つまりGo Proから大きな一眼レフ用まで。Go Pro用で3~4万円。1kg以下までの機材を使えるものでだいたい10万円弱。Go Pro用で有名なのは「Feiyu Tech FY-G4」その実力はこちら。

スマートフォン用「Feiyu Tech FY-G4 For Smartphone」もリリースされているので、Go Proを持っていない人でも、浮遊感のあるプロのような映像を撮ることが出来ます。

しかし、欲しいのは一眼レフ用。ここでたどり着いたのは「DJI Ronin」35万円前後。実際に使ったら面白そうだと思うが非現実的。

最後に出会ったのが、「Nebula 4000 lite」1kg以下までなら、Go Pro、iPhone、ミラーレス一眼、一眼レフとなんでもあり。これは相当魅力的でした。この「Nebula 4000 lite」に出会ったおかげで、CANONからSONYへ鞍替えしようかと思ったほどです。唯一の欠点はセッティングが少々面倒くさいところ。
※「本気でSONY α7が気になり始めた。CANONからの鞍替えを本気で考える

nebula 4000 liteとSONY α7sで撮影した動画。

 Nebula 4000 liteのセッティング。

しかし・・・・。やはり使い慣れたCANONからSONYへ鞍替えするには、かなりの度胸が入ります。80%ぐらいの確率で鞍替えを考えた時に、もう一度冷静に考えてみました。

そこで出会ったのが「OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II 」。

モーションスタビライザーと関係ありませんが、このカメラの手ぶれ補正が凄すぎるのです。流石、世界最高性能の5軸手ブレ補正と謳うだけはあります。まるでモーションスタビライザーを使って撮影しているかのようです。

このカメラの存在を知ってしまうと、考え方が全くリセット。SONYへの鞍替えも何処かへ消えてしまい、普段の持ち歩きようにこのカメラが候補に上がってきました。そうなると、普段用としては電動式のモーションスタビライザー「Nebula 4000 lite」は中途半端な存在に。

もともとの用途である一眼レフで使えるモーションスタビライザーはないものか、探すことに。重さも1kg以上に耐えられるものです。

機械式のモーションスタビライザーは使えるのか?

機械式モーションスタビライザーの原理はヤジロベエの原理。おもりを使って重心を撮ってバランスを取ります。なれるとセッティングも簡単そうです。サイズが数種類あり、それぞれ重量制限が違います。候補は3つ。

  1. iFootage Wild CaTII (0.45~2kg)
  2. Monocam(0.1~4.5kg)
  3. TIFFEN Steadicam Solo(0.9kg~4.5kg)

 

精度や扱いやすさに違いありそうですが、機能はほぼ同じ感じがしたので、各メーカーのセッティング方法やサンプル動画を何度も検証してみました。

機械式の特徴は、比較的セッティングが簡単だが、操作をする人の技術力が必要なところ。上手に使いこなすには練習が必要なところです。電気式はセッティングさえ決まれば、後はモーターが仕事をしてくれます。どちらも一長一短ですが、価格が違いすぎるのでとりあえずは機械式に挑戦。

価格もそうですが、今回重要視したのは機動性。

簡単に持ち運べて、レンズ交換をしたあとのセティングも数分で完了できるもの。そうなると断然機械式です。

上に上げた候補の3つは、使っている方も多くサンプル動画も多数上がっていて、性能も申し分ない感じでした。

機動性重視でiFootage Wild CaTII

iFootage-wildcat2

価格が一番魅力だったのがMonocamですが、少々大きいので、普段の持ち運びには非現実的。Steadicam Soloは価格も大きさも論外。ということでiFootage Wild CaTII に決定。

iFootage Wild CaTII は思ったよりも小さく持ち運びも楽な上に、セッティングの方法がしやすそうだったのと、「Shark Slider S1 1200」というスライダーも使っていて製品への信頼もあったのでこれに決定。日常的にミラーレス一眼とモーションスタビライザーを持ち歩くということも出来そうです。

一つだけ重量制限が2kgまでというのが難点なのですが、大きな望遠レンズを使わなければ早々2kgは越えません。例としては5D MARK Ⅲ + EF70-200mm F2.8L IS II USM(2,440g)や、5D MARK Ⅲ + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(2,520g)など。それでも約2.5kg程度。2kg以上の機材でどうしても撮りたいときにはMonocamを考えます。価格も一番安いですし。

実際にどこまで使えるのかは、しばらく使用してレビューしたいと思います。

おまけ

機械式モーションスタビライザーiFootage Wild CaTIIの購入で、 OM-D E-M5 MarkII自体も微妙な存在に。動画撮影機能としては、一般的なレベルだという動画を見て考え直し始めました。手ぶれ補正は本当に魅力があるのですが・・・。

そこで、浮上してきたのがCANON EOS M3。モーションスタビライザーがあれば、オリンパスにこだわらなくてもいい。せっかくCANONを使っているのだからCANONにするほうが言いに決まってる。

と、言うことで。持ち運び用のミラーレス機は振り出しへ。せっかくモーションスタビライザーを購入したので、もう少し検討してみることにします。

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