以前「MacBook 有線LAN、無線LAN(Wi-Fi)接続対決」の記事で「AirMac Time Capsule　3TB」のWi-Fi速度が思ったよりも速くないというか、公表値とかけ離れていたので、Appleに電話をして相談してみました。その結果、保証期間内ということで無償交換。新しく届いたもので、再度チェックしてみました。

チェックの前にもう一度記事のおさらい。

テストしたパソコンは「MacBook Pro Ratina, 15-inch, Late 2013」。そして、AirMac Time Capsule – 3TBとWi-Fi接続。

 

AirMac Time Capsuleのスペック

802.11ac。新しい速さの基準です。
AirMac Time Capsuleは単なるワイヤレスハードドライブ以上の機能を持っています。最新の3ストリーム対応802.11acテクノロジーを搭載し、あらゆる機能を持ったWi‑Fiベースステーションとしても使えるのです。データ転送速度は、一世代前の802.11n規格と比べて3倍にあたる最大1.3Gbps3。つまり最大3倍速いWi‑Fiです4。しかも、より多くのデータをこれまで以上に速く転送できる80MHz幅のチャンネルに対応するため、チャンネル帯域幅が2倍になります。802.11a/b/g/nデバイスを使っている場合も、それらの接続速度をAirMac Time Capsuleが最大限まで高めます。ここまで速くなった接続をどう使うか。それは、あなた次第です。

SOURCE　：　Apple

つまり、理論上は1.3Gbpsの速度が出るという意味です。半分だとしても650Mbpsぐらいは出て欲しい。前回はそれ以下の225.67Mbps。さて、新しいAirMac Time Capsuleの速度は・・・？

 

AirMac Time CapsuleのWi-Fi接続速度、テスト結果

いきなり結果の画像から。

下り速度：285.17Mbps、上り速度：478.63Mbps。

前回の、下り速度：225.67Mbps、上り速度：537.07Mbps。と、大して変わりませんでした。因みにこの802.11ac規格は、距離が離れると速度が低下するので、AirMac Time Capsuleを隣においてもう一度計測してみました。

結果は、下り速度：264.58Mbps、上り速度：492.23Mbps。

 

ほとんど変わりませんでした。

最後に、有線LANにもどして計測。 結果は、下り速度：734.25Mbps、上り速度：787.65Mbps。やはり、有線LANは本当に快適速度です。

そこで最近気になるのが、Apple以外の国産メーカーのWi-Fiルーターです。こういう商品はやはり国産のほうが信用できる感じはします。

AirMac Time Capsuleを使っている理由は、Appleのノートパソコン3台のタイムマシーン用のストレージとしても活用出来る点。Wi-Fiとタイムマシーン用のストレージを一つでまかなえる手軽さ。しかし、この性能は少しがっかりです。もしかしたらパソコン側かOSに問題があるのかもしれません。AirMac Time Capsule側の問題だとしても、故障ではないと思いますが公表スペックとかけ離れすぎです。

他のWi-Fiルーターを試す事がありましたら、またテストしてお伝えしたいと思います。